本文へスキップします。

English

お問い合わせ

ENGLISH

サイト内検索 検索

印刷する一覧へ

PRESS2023年08月09日

ブロードリーフのクラウドサービス上で行われる各種業務において
異常、および不正を検知する機能を開発
モビリティ産業に対する信頼回復とともに健全なカーライフの創造に貢献

 株式会社ブロードリーフ (本社:東京都品川区、代表取締役社長:大山 堅司、以下ブロードリーフ)は、モビリティ産業向けクラウドサービスにおいて、業務の異常、および不正を検知する機能を開発しました。本機能は、ユーザー企業のガバナンス強化の支援を目的としています。自動車の車種情報や、部品情報、整備履歴等、ブロードリーフが保有する知識データベース※1と独自開発の大規模言語モデル※2をもとに開発されています。『.c(ドットシー)シリーズ』等、ブロードリーフが提供するクラウドサービスへの搭載は、2023年内を予定しております。

※1 知識データベース:特定の領域やテーマに関する知識や情報を収集、整理、管理するためのデータベース。
※2 大規模言語モデル:自然言語処理の分野で使用される人工知能(AI)モデルの一種。大量のテキストデータを学習することで、自然言語の理解や生   
                                 成、翻訳などのタスクを実行するために設計されている。


【本機能 開発の背景と概要】

 昨今の報道のとおり、自動車の修理等の見積価格の不正や、保険会社への水増し請求等、消費者のみなさまの信頼を損なう事案が発生しております。
 しかし、当社のユーザー企業をはじめ、大多数の事業者は、人々の生活に欠かせないインフラである「車」の安心・安全を支えるという使命と真摯に向き合い、日々技術と知識を磨き続けています。


 一方、創業以来、モビリティ産業の事業者向けにITソリューションを提供してきたブロードリーフには、40年分の自動車整備に関する情報が蓄積されており、それらはすべてデータベース上で一元管理されています。これまでも、このデータベースを活用し、当社のシステム上で作成される見積書等の記載内容の異常、および不正を検知する機能を提供してまいりました。


 この度、ブロードリーフは、特に車両整備、鈑金、中古車販売等の事業者に対する信頼回復へ寄与し、ユーザー企業のガバナンス強化を支援することが急務であるとともに、第三者機関のような、中立的立場の役割を担うことも当社の責務であると考え、従来提供してきた異常、および不正を検知する機能に、独自開発の大規模言語モデルを組み合わせることで、さらに高い精度、かつさまざまな業務における異常や不正の検知が可能になる機能を開発しました。


 本機能は、当社のクラウドサービスを通じて行われる、見積書や作業指示書、納品書の作成など、さまざまな業務において、異常、および不正を検知した際に、あらかじめ設定した関係者に通知し、チェックや改善を促すとともに、検知した情報をすべて記録し、監査業務に活用できる照会機能を搭載しております。




     

カーオーナーが事業者に見積を依頼した場合のイメージ図

 見積書等の作成のほか、各種契約(車両購入、自動車保険、修理に必要な部品の購入)等、事業者間の電子取引情報や自動車の整備記録簿情報においても、異常、および不正を検知できるよう、機能を拡張する予定です。


 ブロードリーフは、当社が保有する独自のビッグデータと最新のテクノロジーを掛け合わせた新たなサービスを創出し、中立的な役割を担うことで、ユーザー企業のガバナンス強化を実現するとともに、モビリティ産業全体の信頼回復に貢献してまいります。そしてカーオーナーが安心・安全で、充実したカーライフを送ることができる社会の実現を目指してまいります。


一覧へ