
新たな進化のステージへ
株主・投資家の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。また、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2005年の創業からこれまで、ブロードリーフの経営基盤や体制、人材やマインド、目指すべき方向などは時代の流れとともに変り、お客さまへ提供してきた業務アプリケーションも、トータルシステムから総合的なITサービスへと成長を続けてきました。
そして今、技術革新も、過去にない速さで進み、近年では、IoTや人工知能、自動運転といった技術が、これまで以上に世の中の常識や生活を変えるきっかけになろうとしています。
これからは、さまざまな情報があふれ、さまざまなモノがインターネットとつながり、人々の価値観やライフスタイルが多様化することで、機械が人間の代わりを果たす範囲が広がり、「ヒト」は新たな進化のステージに立たされることになるでしょう。
しかし、このような技術革新や社会の変化は危機ではありません。私は、何かが変わるときこそが事業を成長させるチャンスだと考えています。
そのチャンスをつかむことができるのは、人工知能にはない -- 「ヒト」だけが持つと言われる -- 感性や協調性、創造性を発揮する人々、言い換えれば発想やアイディアでイノベーションをおこし、未来を創造しようという意思を持った人々だけではないでしょうか。
私たちは、この新たな進化のステージに挑みます。
先端技術が発展し、人との交わりが希薄になってきた今こそ、私たちは「感謝と喜び」の心を大切に
、それぞれが「考える・つながる・広がる」を実践し、一丸となって、すべての人々に新しい価値を提供していきます。
2022年12月期は、 一部業種のお客さまに対してクラウド型業務ソフトウェアの提供を開始したことに伴い 、連結業績は売上収益138億33百万円(前期比68億19百万円減)、営業損失28億97百万円(前期は営業利益33億95百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失24億31百万円(前期は親会社の所有者に帰属する当期利益21億73百万円)となりました。また、1株当たりの期末配当は1.00円とし、年間で1.00円としました。
2023年12月期の連結業績予想は、153億円(前期比14億67百万円増)、営業損失22億円(前期は営業損失28億97百万円)、親会社の所有者に帰属する当期損失19億円(前期は親会社の所有者に帰属する当期損失24億31百万円)を予想しています。1株当たりの年間配当予想は1.00円としております。
業務ソフトウェアをクラウド化し月額サブスクリプションへと切り替えていくことは、短期的な売上低下の要因となりますが、高収益かつ高成長な事業モデルへの転換のための重点施策となりますので、引き続き推進してまいります。 また、 既存のお客さま業種にとどまらず、モビリティ産業を起点に新たな領域にチャレンジすることで、より多くの産業の事業者とともに豊かな社会を築いてまいります。
2023年8月10日
代表取締役社長 大山 堅司