ビジョン
ブロードリーフは創業以来、感謝と喜びの心とブロードリーフという社名に込めた想いを大切にお客様の事業成長に貢献する商品やサービス、豊かな社会創造に貢献する付加価値創出に取り組んできました。
近年の技術革新による、社会やビジネスの変化にいち早く対応し、時代のニーズに即した新しい価値を創出・提供していくため、進むべき方向性を明確にし、変革に向けた動きを加速させることが必要であると考え、実現したい姿として、ビジョンを『考える つながる 広がる Field for Our Future』と設定しました。
<Broadleaf 10年ビジョン>
モノ・人・技術や心。さまざまなつながりが、多様な価値を創出し、豊かな社会の実現に貢献します。
私たちの未来のために、今何を考え、何をつなげ、何を広げていくのか。革新を生み出すパートナーとして、お客様、そして全てのステークホルダーと共創を進めていきます。
対処すべき課題
当社グループが認識する主な対処すべき課題は以下のとおりです。
クラウド化の促進とBroadleaf Cloud Platform上で稼働するサービスの拡充
当社グループは、お客様の業務を改善する業務アプリケーションを提供し、業界で高いシェアを獲得してきました。これらのアプリケーションをクラウドサービスへ切り替えることで、変革期を迎えているモビリティ産業に対してより迅速かつ柔軟に必要な機能を提供し、カスタマーサクセスを追求してまいります。また、当社グループが開発したクラウドサービスに加え、業種・業界を超えた様々なパートナー企業と連携し、Broadleaf Cloud Platform上に多様なサービスを提供してまいります。クラウドサービスとBroadleaf Cloud Platform上の多様な サービスを組み合わせることにより、従来の業務アプリケーションの提供による業務効率化の支援から、トータルマネジメントシステムの提供による経営・業務改革の支援へとサービス範囲を拡張してまいります。
新しい働き方への移行の支援(業務のデジタル化の支援)
当社グループは、お客様の業務のデジタル化を通じて、新しい働き方への移行を支援する様々なサービスを提供しております。2023年11月には自動車業における表示に関する公正競争規約及び同施行規則の改正に伴う、自動車の支払総額表示に対応したプライスボード作成時の業務負荷軽減を目的に、『Priceprint.c』の提供を開始しました。これにより、中古車の購入・売却が、よりスピーディーに行えるような環境整備とともに、消費者にとっても安心・安全のもとで購入することができる環境づくりを実現します。今後も法改正やデジタル化に対応した商品やサービスをいち早く提供し、お客様の新しい働き方への移行を支援してまいります。
自動車部品受発注ビジネスの浸透.eコマースビジネスの展開
当社グループは、強みであるモビリティ産業の顧客基盤とデータベースを活用した自動車部品の電子受発注サービスを提供しております。本サービスによる受発注業務の電子化により、業界の課題である部品の取引や物流における非効率を解消してまいります。また、本サービスのクラウド化により、より一層のサービス浸透を図ってまいります。本サービスの浸透を通じて、紙の使用量削減による資源保護や本サービスで取り扱えるリサイクル部品の利用促進による資源循環型社会の実現にも寄与してまいります。
データを活用したサービスの創出
当社グループは、自動車関連のビッグデータを活用したカーオーナー向けサービス等の新たなサービス事業の立ち上げを行ってまいります。また、自動車だけでなく、次世代自動車や自動車以外も含めた全ての移動体を対象としたビジネスの創造に向け、データベースの付加価値向上を目指してまいります。そのために必要な関連企業との共同研究やアライアンスも進めてまいります。2023年5月よりお客様の業務効率化と生産性向上の支援を目的に、当社グループ独自の大規模言語モデル及び、知識データベースを活用した生成AI機能を提供しています。2023年8月には、お客様のガバナンス強化の支援を目的に、業務の異常及び不正を検知する機能を開発しました。今後『.cシリーズ』に順次搭載してまいります。これらのサービスの他にも、今後も当社が保有する独自のビッグデータと、最新のテクノロジーを掛け合わせた新たなサービスを創出してまいります。
中期経営計画
中期経営計画(2022-2028)では、経営方針として「オートモビリティ産業のDX推進を通じて、オンリーワンのプラットフォームカンパニーに進化」を掲げ、既存のお客様業種にとどまらず、オートモビリティ産業を起点に新たな領域にチャレンジすることで、より多くの産業の事業者とともに豊かな社会を築いてまいります。これらの取り組みを通して、連結業績については、最終年となる2028年12月期において営業利益率40%、親会社の所有者に帰属する当期利益80億円の達成を目指します。
基本戦略
ブロードリーフは、クラウド基盤『Broadleaf Cloud Platform(以下、BCP)』を起点とし、「クラウドの浸透」と「サービスの拡張」を2つの基本戦略と位置づけ、重点施策を実行してまいります。
1)クラウドの浸透
クラウドソフトウェア『.cシリーズ』を核として、お客様のDX推進を支援
- 『.cシリーズ』の商品性を生かした対象マーケット拡大により、ライセンス提供数を増加させるとともに、DXソリューションの提案により、企業あたり売上を増加させる
- 『.cシリーズ』とAPI 連携する(標準インターフェースを持つ)他社製システム(会計、人事など)を充実させることで、利用継続年数を長期化する
- 非対面セールスの強化を実施し、新規ユーザーのさらなる獲得増とともに、旧ソフトウェア契約の満了に伴う更新需要を確実に取り込む
2)サービスの拡張
クラウド基盤『BCP』を起点として、プラットフォーム型サービスを多様化
- 『BCP 受発注プラットフォーム』の利用率や利用頻度を高めるよう、機能拡張や操作性の向上を実施し、自動車部品市場における売買取引の標準プラットフォームとなる
- 『BCP オートファイナンスプラットフォーム』にオートファイナンス関連会社を集約し、『.c シリーズ』のユーザーに多様な金融サービスを提供できるようにする
- 『BCP MaaSプラットフォーム』の物流領域への展開を推進する
- 『BCP』の開発キット(SDK)を使用する3rdパーティーベンダーを充実させることで、3rdパーティーの開発リソースを利用できるようにし、カーメーカー系ディーラーなどにも『.cシリーズ』を提供できるようにする
業績計画
【以下の情報は、2022年2月9日に公表】
中期経営計画(2022-2028)策定のお知らせ
中期経営計画(2022-2028)説明会資料 [抜粋]