ペーパー作業による弊害
自動車整備業界でも業務のIT化が急務
中小企業の生産性向上が求められる中、整備業界でも業務のIT化が急務です。
紙へのデータ記録は、記入ミスや漏れを生むだけでなく、そのデータをコンピューターに転記するムダな作業も発生します。また、紙の段階で誤っていたデータを、そのまま入力する可能性もあります。ミスや記入漏れは、指定整備工場にとって致命的な結果を招くことになります。監査のときに、記録簿に記載漏れや誤り(道路運送車両法第94条の6第1項違反)が見つかれば、保安基準適合証等の交付停止や自動車検査員の解任命令といった厳しい処分が科せられることもあります。