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BLパーツオーダーシステム 導入事例

成功事例

オートセールス龍様

近未来のアフターマーケット仕事術

激戦区で車検台数を増やし続けるIT活用の具体策

オートセールス龍(熊谷三郎社長、群馬県太田市)は、近隣に車検専門店などが立地する激戦区で事業を展開するも、車検台数は年間2000台に迫っている。立会い車検の比率は3年連続で向上し、現在では85%に達する同社は、接客対応の品質向上や人材育成の高速化に向けて、インカムの採用など今までにない新しい取り組みを加速させている。個々のスタッフの接客スキルを補い、作業時間が減らせる仕組みづくりにIT(情報技術)を活用する。

←マツダオートザム店とスズキアリーナ店を併設する本社拠点

「CarpodTab」で正確な価格や整備履歴を

同社は、整備ネットワークシステム「SF.NS」とBP見積もりの「BK.NS」、自動車部品流通サービスの「BLパーツオーダーシステム」(BLP)、タブレット端末による「CarpodTab」を使用している。他社の整備システムを導入していたが、システムの増設などを目的に切り替えを検討していた。現在の「SF.NS」をはじめとするシステムを採用したのは1年前。「BLP」と「CarpodTab」の連動がシステム全体を切り替えた一番の決め手だった。

現在「CarpodTab」を6台導入し、営業スタッフを中心に来店客の顧客情報の確認などで活用している。塙憲取締役統括部長は「会社にいなくてもその場で入庫履歴などの詳細な情報を見られるのがとても便利。重宝している」と話す。たとえば、ロードサービスでのバッテリー上がりの対応。救援を依頼した顧客が「バッテリーを交換したつもり」でも、「CarpodTab」で入庫履歴を確認し、「バッテリー交換は5年前ですよ」とその場で伝えることができる。

 

フロントとメカニックがインカムで連携しつつ、I Tで作業の高速化を進めている


整備部門でも「CarpodTab」の本格活用に向け、着々と準備を進めている。車検時の見積もりの作成や顧客への提案などに用いる方針で、見積もり知識のないスタッフでも見積もり書を簡単に作成でき、顧客が納得する分かりやすい形の提案ができる環境を整える。塙取締役は「口頭による説明を『CarpodTab』のビジュアルで補足し、明確な金額を提示することでお客様もクリーンなイメージを抱くはず。お客様の整備士に対するイメージが変わるだろう」と期待している。

インカムの活用で圧倒的な作業の高速化に

「部品注文は意外に時間がかかる」。塙取締役は、時間的な部分を含め、電話による部品注文のわずらわしさを感じていた。電話で地域部品商に問い合わせ、車種などを伝えるだけでなく、部品の在庫確認の時間などを含めて5分程度かかってしまう。「BLP」ならボタン一つで部品の在庫も正確な金額も瞬時に分かり、面倒な部品発注がスムーズに行える。

「BLP」の操作は見積もりを主に担当するフロントマネージャーに集約している。スタッフはインカムを通じてフロントに確認し、「BLP」を操作して即答する。土市将矢フロントマネージャーは、「電話をかける回数が部品を注文する数だけ減り、導入前と比べて8割程度減った」と笑顔で話す。架電回数が減り、空いた時間は他の業務に費やすことができる。同社では効果が得られたため、BP部門でも「BLP」の導入を進めている。

交換部品の欠品による再入庫率は2割減

さらに「BLP」で部品商の在庫状況を把握できるため、「部品の在庫があるので、その場で修理できますよ」と顧客に提案できるようになった。その結果、点検入庫や一般整備などで入庫時における追加整備も増加したという。

「BLP」の導入前は、車検入庫で交換頻度の高い部品が入った「車検キット」で部品を注文していた。しかし、従来の車検キットでは部品が過不足の場合があり、追加整備の即時対応ができない時があった。このような機会損失が発生してしまうことも「BLP」の導入で解決したい課題だった。

「BLP」で部品の在庫を確認し、すぐに納品が可能であれば、その場で顧客への提案と作業も着手できる。作業効率が向上するだけでなく、顧客も一度の入庫で済ませられ、部品に合わせて再入庫する手間がなくなる。再入庫率は2割も減少した。また、リフトアップの二度手間などが省け、ピット回転率が向上。作業効率が上がったことで、一人の顧客への接客時間を拡大できるようになった。塙取締役は「点検時に整備を行えば、車検代も抑えられる」と、顧客のメリットも強調する。

 

本社展示場。車両販売台数は新車、中古車合わせて年間500台に達する


[整備戦略 2017年3月号 掲載]


※導入事例の記載内容は、取材当時のものです。

取締役統括部長
塙 憲氏(写真左)
フロントマネージャー
土市将矢氏(写真右)

会社名:株式会社オートセールス龍
代表者:熊谷三郎代表取締役社長
所在地:群馬県太田市小舞木町282
TEL.0276-46-6460
URL.http://www.ryuinc.com/

人材育成の時間短縮。
営業提案やコミュニケーションづくりに

-スタッフに「BLP」はすぐに受け入れられたか
塙氏「『電話のほうが早い』というスタッフもいたが、業務の効率化だけでなく、新人スタッフの育成時間短縮までを踏まえて活用を促した。最近では土市フロントマネージャーの背中をみて、自ら「BLP」を使って、見積もりを作成するスタッフが増えた」

-「CarpodTab」の今後の活用について
塙氏「新任の現場スタッフでもスムーズに見積もりを作成し、一定のレベルで提案できる仕組みを作り上げたい。『CarpodTab』は人材の育成コストを削減でき、スタッフの可能性が広がるツール。口下手なメカニックは多いが、『CarpodTab』を通じて、お客様とのコミュニケーションを図ることで仕事のやりがいが見出せると思っている。お客様とメカニックをつなぐ道具として期待している」

-導入を検討する同業者に向けて
土市氏「『BLP』を用いることで部品の確認と発注はすぐに対応できる。部品の不良在庫が減り、しかも部品の在庫管理が楽になる」
塙氏「『BLP』は使いやすいツール。手入力は減り、確認の手間もなくなる。迷っている方はすぐに使ってほしい。限られた人材のなかで整備工場を運営しなければならない時代。求人も人材の育成も難しい。そのために経験が浅いスタッフでもスムーズに仕事ができる仕組みをつくる必要がある。『BLP』と『CarpodTab』がそれを支援する」

 

 

 

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