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BLパーツオーダーシステム 導入事例

成功事例

エコピット様

エコピット本社 様(岡山市東区)

近未来のアフターマーケット仕事術

システムで来店客の待ち時間を削る

エコピット(岡山市東区)の依田靖生社長は、後継者として入社したときの同社を見て「このままではつぶれる」と危機感を覚えた。就任後はハード、ソフトの両面から改革に乗り出し「自動車整備業は接客業」を徹底させた。


← エコピット本社。ガソリンスタンドと整備工場の併設店舗。

「自動車整備業は接客業」 スタッフの意識改革に着手

 

エコピットは、ガソリンスタンドと整備工場を併設する本社のほか、岡山市内にガソリンスタンド、車両販売店舗を有する。1994年に創業した当初は、本社がある工業団地に出入りするトラックなどの整備や給油が主体だった。当時、同社に石油などを卸していた企業に勤めていた依田社長は、創業者の後継者としてエコピットに入社。2013年に社長に就任した。
しかし、依田社長が就任したころのエコピットは、来店客にあいさつをしない、工場や事務所は清掃がされていないなど、問題が山積していた。そこで、接客スペースやスタッフの制服、メカニックの作業服などを一新。会社を明るくすることに努めた。それとともにスタッフに「自動車整備業は接客業」という意識改革を図った。

 
タブレット端末を使ってお客様にご提案

タブレット端末の活用で待ち時間の短縮が大きく進んだ


導入の決め手はお客様目線のスピードと分かりやすさ

来店客の応対で依田社長が重視するのは、とにかく待たせないこと。「(修理を終えて)早く返してあげたい」という考えからだ。これが同社の「おもてなし」のベースとなっている。

依田社長の理想を実現させるため、15年4月から自動車整備業向けの「SF.NS」、自動車部品流通サービス「BLパーツオーダーシステム(BLP)」、タブレット端末による業務支援ツール「CarPodTab」を相次いで導入した。導入の決め手は、来店客にとっての「分かりやすさ」と「スピード感」。とくに「BLP」の導入以前、依田社長はスタッフが地域部品商に補修部品の値段や在庫をそのつどたずねていたことに不満を持っていた。その場で補修部品の価格や在庫の有無が分かる「BLP」は、来店客の待ち時間の解消につながるとして導入を決めた。

「CarPodTab」も、スピード感を求める依田社長には「グッときた」。顧客立ち会いによる点検時に不具合箇所や交換が必要な部品が分かれば、その場で必要な整備を提案し見積もりに反映できるようになった。さらに、「BLP」で地域部品商に在庫を問い合わせる手間が解消した。これらにより、車検で接客に要する時間は従来の半分以下の5分程度にまで短縮できた。

導入にあたっては、スタッフ全員にロールプレイング形式の研修を行い、誰もがシステムを活用できるようにした。

また、クルマに苦手意識を持つ女性や高齢のユーザーには「SF.NS」の「ご提案カルテ」で整備の内容を分かりやすく示し、確実に理解してもらうように努めている。

端末を「もう1台欲しい」 現場からの思わぬ要望が

「BLP」と「CarPodTab」の組み合わせが、依田社長の考える「おもてなし」を実現した。それとともに、一般整備の売り上げが導入前に比べて30%以上伸びた。導入直後の昨年夏ごろから、変化を感じているという。依田社長が想像していなかった効果もあった。現場からタブレット端末を「もう1台導入して欲しい」という要望があったのだ。接客業としての意識改革が実を結ぶとともに、同社にとってタブレット端末は、作業効率の改善以上に「来店客を待たせないためのツールになった」。将来は、スタッフ一人1台の導入も視野に入れている。

 
クルマ、バイクで独自の車検メニューを実施する

クルマ、バイクで独自の車検メニューを実施する

 
システム入庫後提案に基づいた一般整備の入庫が増えた

システム入庫後提案に基づいた一般整備の入庫が増えた


[整備戦略 2016年5月号 掲載]

※記載の内容は2016年4月時点の情報に基づいて作成されています。

エコピット 代表取締役 依田靖生 氏

代表取締役
依田靖生氏

店舗名:エコピット本社
代表者:依田靖生代表取締役
所在地:岡山県岡山市東区九蟠1119-8
TEL.086-948-2891
URL.http://www.ecopit.co.jp/

少し変えるだけで、
会社は劇的によくなる

―エコピットの改革に自信はあったのか
「自信はあった。問題は山積していたが、一人ひとりに話を聞くと実は素直で、職人肌のメカニックも優しい人だった。その素直さが20年続いた要因だと感じた。少し変えれば、いい会社になると確信した」

―スタッフへの意識改革をどのように取り組んだのか
「当社の前は田んぼで裏は海。何かのついでに来るような立地にはない。それなのに、ハード、ソフトともにお客様を迎え入れる空間になっていなかった。そのことを就任したときに言った」
「スタッフには笑顔とあいさつ、掃除の三つを毎日やることを求めた。業者を含めて『敷地に入ってくるすべての人に毎日、元気なあいさつをしよう』と言ってきた。最初はもちろんできなかった。しかし、私が毎日、朝礼でこれらの重要性を繰り返し言ってきた」

―今後の展開は
「岡山県は岡山市内こそ整備工場は増えているが、郊外では減っている。当社の近辺でも工場を閉じている。郊外の人が安心してクルマに乗ってもらえるような店舗を展開したい。そのときには本社がモデルケースになる。岡山では80歳になっても免許、クルマが不可欠だ。そういう人に入りやすい、分かりやすい説明が出来る店舗に需要はあると思う」

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